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June 09, 2007

病名は本当なのか

2000年の5月に都内でも数箇所しかない物忘れ外来を受診し、
沢山の検査を受けた結果、母はアルツハイマーの前期と診断された。
その年の内に迷子になりますよと言われて慌てふためいた日々、
紆余曲折あってもう7年経った。

母は普通よりちょっと物忘れの激しいおばあさんになった。
年相応のようにも感じる。

普通に新聞を読み、TV欄を抜き出してベッドサイドに置き、
広告を見て欲しいものがあると、電話を掛けて来る。

スタッフの名前と顔も一致するらしい。

なにげなく「Rさんと久しぶりに階段の途中で逢ったわ。彼女は美人ね」と言うと
「そう、彼女は別嬪さんね。頭もいいのよ受け答えが違うし、
逢うとハグしてくれるの」

私 「スタッフの男の子も綺麗な子が多いね」
母 「そうなのよ、S君は優しいのよ、ちょっとぬけているけれど。 Iさんは人柄が本当に良いし、Rちゃんは、すごく仕事の出来る子」

その全てが的確で、脳の何処が萎縮しているのだろうと思う。

不自由さはあるけれど、近くに人のいる安心感が
病気の進行を遅らせているのだと感謝している。

そうそうこの間は、I町(母の家)に行ってくるからねと言ったつもりで
違う地名 T町と言ってしまった。

そうしたら「私どうしてT町に行ったのかしらね」と聞く。
T町はお試しで入居した有料老人ホームのある場所。
「秋祭りがあったのでお試しで一緒に泊まったのよ」
私は答えながら心底吃驚した。
2001年11月の事を憶えている。

この7年間の事もスタッフを見るように私も見られているに違いない。
「やるじゃない」と思っているか、「まったく馬鹿なんだから」と思っているか謎である。

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Comments

お久しぶりです。お元気ですか?
ブログにコメントありがとうございます。。。
人間関係と言うのは、ほんとに難しいですね、、、できれば、そんな煩わしい事とは、無縁でありたいものなのですが、、、
これは、人間性もあるのかもしれませんね。上手く周りと調和できる人、できない人、、、僕はどちらでしょう(苦笑)

アルツハイマーの診断って、実は理にかなってないのだそうです。診察室で、自分とは関係のない質問を浴びせられ、丁寧に答えるほどお年寄りは、間抜けではないのでしょうね、、、
めんど臭いだけです、、、お年寄りは。。。
それなのに、長谷川式スケール何点、、、そりゃ得点になりませんよ。。。
お年寄りの世界は、僕らが思っているほど単純ではなく、深いのでしょう。

これから暑くなってきます。お体には気をつけてくださいね。

Posted by: マー | June 11, 2007 at 02:24 AM

mitsuさん、このあいだコメントきえちゃっったけど、気にしないでカキコしてね。そのとおりと思ってました。さて、お母様落ち着いていて何よりです。お食事はどうですか。
さだかじゃないけど、どこかのすごい大学の教授が高齢になって名誉教授になっても授業を続け、矍鑠としていたのに、亡くなった後、脳を調べたら萎縮がひどく授業なんてできるような状態ではなかったんですって。研究で脳は機能が衰えても見えない何かで、作動していくことができるそうです。幼稚な説明でごめんなさい。母の前頭葉もひとい萎縮状態ですが
入居時より数十倍も元気になりました。

Posted by: ygracia | June 11, 2007 at 09:34 AM

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