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November 12, 2005

成年後見制度の実際

私は母の成年後見補佐人です。

何故、成年後見補佐人になったかといえば、
自宅マンションで1人暮らしだった母が
訪問販売の被害にあったことで頑張って保佐人になった。

1回訪問販売の被害にあうと、次々セールスが来るというのを聞いて
当時は母が住いを移す事など考えられなかったので申請したが、
時間もお金もかかり、とても大変だった。

その保佐人になって最初にぶち当たった壁は郵便局だった。
満期になったまま放っておいた簡易保険は
記載事項証明と私の身分証明、印鑑で受け取ることが出来た。

しかし、窓口をいくつか隔てた、普通預金のところで、
やはり期日を過ぎた定額貯金が解約できない。
代理行為としてそれが記載されていても
母の委任状か証明がいるという。
千円もする記載事項証明はなんの用もなさず、
郵便局員は郵政省の担当部署と延々話あっている。

私も家庭裁判所の係りの人や弁護士に電話したが、
カウンターのあちらとこちらで話し合いは決裂して
結局、定額預金の解約は出来なかった。

何の為の成年後見かと、悔しかったが、
出来たばかりの法律はそう言う事があるようで
腹を立てたまま暫く放置しておいた。

次の年に母の住所地の本局から
又満期の通知がきた。

私は通知をくれた局に電話で以前あったことを話し、
記載事項証明が用をなさないのはどうしてだと聞いた。
彼は、代理権付保佐人の届けは出したかという、
その手続きすら説明もなかった事をいうと、
必要な書類を持ってこちらに来てくださいという。
とっても親切だった。
(私が最初に行った局はやたら厳しいと言っていた)

私は言われたとおり書類を揃え、
母の住所地の特定郵便局に手続きに行った。
(本局より近いのだ)
そこもとても親切であっと言う間に手続きは済み
解約も出来た。
しかし本局の人が必要と言った書類は不要だった。

そして今年、又満期になった定額貯金を受け取る為
母の取引銀行の近くの郵便局に行った。
今度は、通帳に書いてある代理権付保佐人というのは
誰が書いたのかと聞く。手続きした局だと言うと
自分で書いたのではないかと言う。不愉快だ。
例によって記載事項証明も提示しているのに。私は泥棒か!
やはり何処かに電話しながらのろのろと作業は進み、
本人が生存しているという証明を出せという。
保険証、保険証と騒ぐので、
「もし死亡してた場合、保険証抹消までタイムラグがあるじゃない」
と言ってやったら、確認したという証明になればいいと言う。
挙句の果て、「もう信用して出しますよ」
「以前は国がやっていたからいいけれど、今は公社なんだから
自分の責任になっちゃうんですから~」
「自分が全額弁償するんですよ~」
呆れて物が言えない。

そして先日5箇所目の郵便局
定額貯金の解約が粛々と滞りなく終わった。

新しい法律が出来たとき、それに対するマニュアルを作り
周知徹底させると言う事が既に出来なくなっている郵便局(郵政公社)
どんどん組織替えをするのもいいけれど、
きっちり仕事をして欲しいわ。


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Comments

成年後見制度については現状を良く知らなかった。自動販売機が外に設置してあるという
日本をすごい国だと聞いたとき「え!?」と思ったことがあった。成立しない国が国家といえるのか。

それから娘に依頼されて郵便局にいくこともあるがお金が絡む時には依頼状と印鑑や私の
自動車運転免許証を持参している。

電話で持参書類を聞き「失礼ですがお名前を
お聞きして宜しいですか。」と聞いておく。

委任状は形式のあるものが出来ている場合もある。

なぜ私がそうしているかというと世の中全体が人情からルールに移行しつつあると感じているからだ。

人情がどこに在るかというと私も公務員だったので相手がこういう書類を徹底させ責任を問われていると想像するからである。

顔を知っているからあなたはいいよというわけにはいかない。

書類の上で分からないといけないのである。

変な世の中であることは確かだ。
これが進歩した社会とは思えない。

これからパスポートなしで日本に来れたり住めたりするようになり異文化、多文化時代になったらまず日本の良さを理解できる人のみの受け入れを願いたい。

鍵のない時代 農家の家の前に
作物と値段が置いてありかごの中
にお金を入れていた時代がつい数
十年前にはあった。

自販機が壊されるなど夢にも思わ
なかった。
書類の合間に仕事をする時代が
過渡期であってほしい。

提出書類の合間に授業なんてナ
ンセンスこの上ない。

Posted by: ぴょんすけ | November 12, 2005 at 07:59 PM

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