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September 21, 2005

後遺症

先日のオペラから帰ってきて
頭の中はカルメン幻想曲が繰り返しながれる。

私はヴァイオリンが好きなのでCDを流しながら
仕事をしていることが多い。
いつも聞いている、誰かのCDにこの曲が入っていて、
耳なじみだったからもう頭から離れない。

パールマン、古澤巌、川畠成道、二村英仁、あーどれだろう。
ハイフェッツのにも入っていたはず。

最初に見つかったハイフェッツを聞いたら、とてもいい。
とてもいいなんて言ったら失礼で、素晴らしい。
不世出のヴァイオリニストと言われるだけあって
ストレートに心に響いてくる心地よさがある。

1人の時は聞かずにはいられないのです。


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この間映画『北京ヴァイオリン』をみました。

クラシックの曲名は分かりませんでしたが
心がワクワクしました。揺さぶられるという体験をしました。

中国の貧しい生活の情景は二胡の音色が
効いていました。弦楽器の流れる画面に
いろいろなことが描かれていました。

北京駅で置き去りにされていた息子を育てる父には中国の日本人孤児を
育ててくださった人たちと重なった。


傍にヴァイオリンが置いてあったからと息子にヴァイオリンを習わせるそのために懸命に働く父。
先生を変える時もご馳走をするなどしておどおどしながら申し出る律儀さと息子のためにと計算する親御心。

初めの先生はいくら実力があっても後ろ盾やお金がないと出世できないことが芸術の世界にもありニヒルになっている先生。
先生の家の前は排水が悪くいつも水が溜まっていて石を置いて渡るような薄汚いところ。

練炭をたくさん使う習慣。そのために道路は練炭の灰が舞い上がったりする。

新しい先生は二人を競わせながら自分が有利なように振舞うところがある勝組みの先生。

自分の若さを売り物にしている女性の魅力にはまる少年。若い女性の空しい恋を見ているうちに本当にかわいそうになり自分のヴァイオリンを売り彼女が欲しがっていた白いコートを誕生日に贈ってやるが身持ちの悪い男が自分の贈り物だといって彼女を自分のものにする。

しかしいい加減な男だとしり最後には少年からの贈り物だと知る。彼女は自分を取り戻す。

少年の一番大切なものをなげうって自分のためにしてくれたことを感謝する。

有名な先生の家では少女と少年のどちらかがコンクールに出るといわれている。初めは少女と決まっていたので少女は辛く当たるそして少年のヴァイオリンを買い戻すためにみんなが奔走するが売り切れていたヴァイオリンを少女がここにあると少年に教える。あなたがよい成績を取ればお祝いだとあげるし落選したらいつまでもここに隠してあるはずという。

コンクールの前日先生から他のところに行ってくれと依頼された少年の父は田舎に帰ろうと支度をしている。

少年は楽器を持って北京駅に走る。父親に会いに走る。そしてコンクールには出ずに父のためにだけ弾く。素晴らしい音色だった。
父もどんな人の子どもだろうと思いながらつくしてきたが初めて自信を持って息子とむきあったようだ。ニヒルなヴァイオリンの先生も清潔な服を来て傍らで笑顔を見せている。

北京駅に少年を捨てなければならなかった人はどんなひとだろうか。
毛沢東のあの政策のために田舎に言った学生同士の間の子どもではなかっただろうか。
映画ではそこまで触れていない。

また少年同士ではなく少女と競わせて世間的には少女がのし上がっていくところは映画の新しい視点かもしれない。実際、上海の若い婿さんは大変そうだもの。田舎はどうだろうか。

まだ毛沢東批判はできないのだと思う。

しかしこれらの淡々とした生活の中で少年が弾くヴァイオリンの響きは激しく優しく切なかった。二胡の音色も押さえた悲しさに満ちていた。

本当にヴァイオリンはいいですね。

Posted by: ぴょんすけ | September 22, 2005 at 01:19 AM

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