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August 31, 2005

菓子パンとバナナ

母の歯が使い物になっていなかったという事を知って、
ハッと気がついた。

あんぱんというか菓子パンとバナナだ。
ホームに行ってからも、買い物に行くと必ず菓子パンとバナナを買う。

私は1人暮らしの時に取りあえず空腹を凌ぐために買い置きしていた
習慣が抜けないんだなと思っていた。
だから「お食事もお茶も出るから食べる時ないでしょ」と言いつつ、
一緒に買いに行っていた。

母の部屋の冷蔵庫にもゼリーやお菓子がいつも入っていて、
「間食ばっかりしてお食事を残される」という報告にも
ただ困ったもんだと思っていた。

でも歯科医の話を聞いて、母の窮状が初めてわかった。
彼女は誇り高いから「噛めない」なんて絶対に言わない。
そして病気のせいで食べられなかった事は忘れてもお腹は空く。

仕事していた時からの習慣ばかりでなく、
菓子パンとバナナは母の必需品だったんだ。

私は自分の考えられる範囲内で判断して
間違えてしまった。
今日、ホームの人が言っていた。
「私も菓子パンとバナナの意味がわかりました」って。

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August 29, 2005

残酷だね。

下の差し歯がすっぽり抜けてしまったので、
母は歯医者に行く気になった。

そして今日、ホームに往診してくださる歯医者さんの
診察を受けた結果
母の差し歯は上下共もう駄目になった事がわかった。

入れ歯にする事が嫌で、お医者さんの前では
「もう歳だから御飯なんか食べなくても良い」
と言っていたが、
部屋に帰ってきたら、
「もう仕方が無いわ、入れ歯になるんだわ」
とつぶやいていた。

こうなったらなるべく苦痛のない方法で
いい入れ歯を作ってあげなきゃ可愛そうだと、
あれやこれや考えつつ家に帰って来た。

母は祖母を、毎日仕事帰りに病院に寄って介護していた。
そのときに祖母の入れ歯を洗うのが嫌で、
私にそんな事をさせなくてもいいように、差し歯にしたと言っていた。
そんな想いのこもった差し歯でも駄目になる時が来る。

老いの残酷さが無念だった。

たまたまTVから石川さゆりさんの唄が聞こえてきた。
母は彼女の唄が好きで、青山劇場の「石川さゆり 音楽会」には
何回か一緒に行った。
そのときもうおかしな振る舞いをしていた母を思い出し
涙が出た。
少しも優しくない私の事も思い出した。
母の病気が半信半疑で邪険にしていたのも悲しい。

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有効なリサイクル

先日こんな記事が載っていた。

あるリサイクルショップが、老人ホームに住いを移す人の
家具や荷物をまるごと引き取るサービスを始めたという。

きっかけは3年前、老夫婦に頼まれて、見積もりに行ったところ、
高価な家具や未使用の到来物の食器や花瓶が
ゴロゴロしていたという。

そこで、家電品も引き取れる期限を伸ばし、
値段のつかないものも全部引き取り処分するサービスを
はじめた。

もう物を潤沢に持っている人にお返しの品やプレゼントはやって来る。
粗末にできないので丁寧に仕舞いこんで使うときがない。
そんな年寄り達にこのサービスは朗報ではないか。

物が粗末に捨てられていくのは嫌だし、
年をとってからの住み替えが楽になる。

私も今のホームに「近所にトランクルームを作ればいいのに」と
提案したことがある。
「皆さんご自宅はそのまま別にお持ちですから」と言われてしまったが
季節ごとの衣類など、ちょっと置いておける場所が近所にあると
同居していなかった介護者は随分楽だと思う。

私は自分の部屋の押し入れを片付けて、
母の荷物置き場を作ったけれど、そうする前の衣類は
ホームと母の家の行き帰りに、
母の家のトランクルームか、私の仕事場かどこかに下ろして、
わからなくなってしまった。

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August 28, 2005

母からの電話

先週は割と頻繁に母から電話がかかってきた。

* 「ここに置いてあるのあなたの眼鏡?」
不覚にも歌を唄う時使って忘れてきた。
「お写真の前にでも置いておいて。仕舞わないでね」と頼む。
「眼鏡がなくても大丈夫なの、届けようか?」
お気持ちだけいただいて、丁重にお断りする。

* 「あなた眼鏡がなくても大丈夫なの?」
「自宅用のを使っているからとっておいてね」
どうしていらないのか判らないみたい。

* 「あなた今度来るとき私の家の鍵持ってきてね」
「何かいるの?」
「選挙行くのよ。国民の義務じゃないの」

* 「あなた私のカードと通帳知らない?」
「預かっているわ」
「困るわ、買い物いけないから返して頂戴」

こう書いて読むと少しもおかしくない普通の会話。
母が拘ったり、あまり執着しなくなって楽になった。
病気が進んだという訳なのだけれど。

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August 27, 2005

火傷

台風通過後にわかに体調が悪くなった。

右奥歯が浮いて痛いというか疼くし、頭も重い。
湿気がひどいので昔傷めた、右肘の靭帯も痛い。
右手をかばっていたら、左手の甲を火傷してしまい
両手に包帯という目立つ格好になった。

ここのところご愛用の平野レミちゃん考案のレミパン。
厚手で使いやすく、24cmを買ってすぐ22cmのミニも買った。

ただ苦心の作だという蓋が問題で、
真中の蓋で火傷をしないようにと書いてあるが、
自立する為の工夫が私には仇となった。
左手で蓋の脚?を掴んだら、重さでくるりと回って、
手の甲に熱い蓋がくっついてしまった。

不思議な形なのですぐに離せずに
酷い火傷になった。

年をとると思わぬ事で怪我をする。
怪我をしないまでも、何処か傷める事が多い。
大事にならぬように気をつけなければならない。

六十前でこれじゃ、思いやられてしまうわ。

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August 24, 2005

どうしよう

少し涼しくなってきた?のでようやく母の所へ行ってきた。

地震があれば母の方から
「ネェ お宅も揺れた?」と電話があったりしていたので
安心はしていたけれど、顔を見るまでちょっと不安だった。

丁度お風呂から出たところだったので、
一緒にお茶にした。
今日のおやつは自家製のアイスクリームと麦茶だった。

しかし母の下の前歯が何か変。

よく見ると、差し歯が片側外れて、ぐらぐらしている。
母は最高に歯医者さんに行くのが嫌いなので、
「外れちゃったけれど、食べられるし困っていないわ」と言う。

スタッフに言うと
「ネー変よねー。食欲が無いのかと思っていたけれど、
食べられなかったのかしら」

それはないでしょ!!!
信頼を裏切るようなことを言わないで頂戴。

ホームに来る歯医者さんは最速で来週の月曜だというので
取りあえず予約をした。

近所の歯医者さんも行ってみたが最速が来週の火曜日。

私は差し歯を飲んでしまった時が怖いのだが、
母は痛みがないらしく、絶対に医者に見せないという。

どうしたら治療を受けさせられるか?
又難題が持ち上がった。


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August 22, 2005

財産被害

財産被害を受けたことのある認知症(痴呆=ちほう=症)のお年寄りや知的障害者らのうち、
65%が家族や親族・知人による被害だった――。
こんな調査結果を、全国社会福祉協議会(全社協、事務局・東京)がまとめた。
全社協によると、こうした「身内」が加害者となった財産面の被害実態が
明らかになったのは初めてという。

調査は昨年11~12月、社協に金銭管理などをしてもらう地域福祉権利擁護事業を利用している認知症高齢者、知的障害者、精神障害者、計1181人を対象に実施した。「勝手に預貯金をおろされた」「不動産を処分された」など財産侵害で、それぞれの社協担当者(専門員)が確認したケースを集めた。

 その結果、金額の多少を問わず、何らかの財産侵害を体験した割合は94%。子供からが27%で最多で、知人・友人・近隣住民(15%)、きょうだい(9%)ら身内関係を合わせると、65%に上った。借金の返済にあてるケースが多かった。


これは19日の朝日新聞の記事だ。
素朴な疑問だけれど、これはどうやって調査したのだろう。
調査のやり方を聞いてみたい。

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趣味の園芸

毎日、毎日蒸暑く、
神奈川はさっぱり雨が降らない。

西向きのブロック塀に掛けてあるプランターのお花は
夕方にはげっそり萎れて、種類によっては葉がチリチリと
ドライフラワー状態になる。

今年の夏のお花はことごとく、失敗した。
摘心もしたし、いろいろやったのに全て裏目に出た。
高価な肥料だけは良く効いて少し持ち直したけれど、
早朝に水をやれない私が悪いのはわかっている。
夕方だけではもたないのね。

心は痛いけれど反省もなく
気持ちは秋の種蒔きと春花壇に飛んでいる。

この夏ひどい状態にもかかわらず頑張った苗たちは
切り詰めて植え替え、たっぷり御飯をあげて来年まで
休んでもらおう。

西向きの花壇は駄目よね~といいつつ
植えてしまう悪循環を断ち切らないといけない。
冬から春へはパンジー、ビオラでとても綺麗なので
ついつい大丈夫かもと思うのが浅はかなんだわ。

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August 19, 2005

ありがたい事

最近いろいろな物をいただく。

週に一度、日曜農家の手伝いをしているハトコから野菜が届く。
今の季節だときゅうり、茄子、いんげん、ピーマン、
ご主人の田舎から送られてきた
お米、じゃがいも、玉葱もお裾分けにあずかる。

息子の友人からとうもろこしが5本届いた同じ日に
私の友達も6本茹でて持ってきてくださった。
オォーと思ったけれど、そのまま食べたり、コーンスープなど
お料理に使い、残りは実を外して冷凍した。

近所からお米も来た。
彼女のこだわりのお取り寄せを娘さんに贈ろうとしたら、
娘さんもお気に入りのお米を取り寄せているので断られたそうだ。

お肉とお魚は来ないねぇと言っていたら、
本当に秋刀魚がやって来た。
沢山あって困るとおっしゃるので、残りを
生姜と梅干を入れて煮てあげる事になった。

かくして夜中の2時頃、夜風に吹かれながら
お魚を煮たり、茄子を焼いたり、活躍している。

明日は自分で頼んであった野菜と果物が到着する。
妙に緊張する夜である。

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August 17, 2005

判決は出たけれど

「グループホーム たかまつ」の事件に懲役12年の判決がでた。

1人の人間の命が奪われたのだから、この判決は妥当だと思うが、
夜勤が1人でなかったらという思いはぬぐえない。

「1介護者の異常な行動により起きた事件」という捉え方で
夜勤体制改善の大きな運動にはならなかったと
書いてある新聞もあった。

私は母が入所した時、毎晩、毎晩
「私はこんな所にいられないわ、帰るわ」という電話に悩まされた。
エスカレートする電話にねを上げて、ホームに電話すると
なかなか出ない。
出ても、ひっきりなしに、ナースコールが聞こえる。
聞くと、「夜勤は1人ですから」と事も無げに答える。

昼間、事務所に聞くと、夜勤は1人で人数的には叶っている
と言われた。それでも不安だというと、
夜勤ではないスタッフが泊まっているので、大丈夫と言う。
実際にスタッフ(勤務地は別)の宿舎になっているのも
確認してヤレヤレとなったが、夜勤が1人というのはショックだった。

今現在母のホームは見直されて、昼間のスタッフの夜勤が増えて
2人体制になった。

「グループホーム たかまつ」は被害者と加害者が減っただけで、
入居者も同じで1人夜勤だという。

なんで夜勤体制改善のきっかけにならなかったのだろう。
本当に1人で大丈夫なのだろうか。

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August 15, 2005

明日の記憶

「明日の記憶」(荻原浩)を読んだ。
「白愁のとき」(夏樹静子)よりも現実的で後味がいい。
主人公の仕事は共にクリエーティブで、
家族構成、生活程度も同じぐらい。
夏樹さんの方が病を得てからと対比させる意味でか、
少しエリート。

「明日の記憶」の主人公と周りの人とのかかわりが自然で
身につまされつつ読んでいったが、ラストが素晴らしい。

アルツハイマーがテーマの小説でこんな終わり方はうれしい。

この作品は映画化されると聞いていたので早速検索
これならぴったりのキャストかもしれない。
いい映画に仕上がるといいな。

頭の中にもやがかかっているような状態と何回も出てきて、
私の頭の中も大分もやっているので少し心配になった。
それが病的なものか、加齢によるものか、境目がわからないからね。

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August 13, 2005

書けない

書きたい事、書いておきたい事は沢山あるのに、
テンションが低くて書けない。

*  グループホームたかまつの事件に判決が出た事とか
*  成年後見制度の実際とか
*  ファッションの話とか

気候のせいではなく、単になまけものなのかしら。

昨夜は急に製作意欲が湧いて、仕事をした。
今日もその続きが行けるかと思ったが、まだ風は吹いてこない。
この状態を年のせいとは思いたくない。
祖母や母はしっかり仕事をしていたものね。

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August 10, 2005

勝手な話

よく読みにいくお楽しみのサイトやblogがある。

手仕事を生業としている人のサイト、
似た考え方の人のサイト、
F1関係、園芸関係、仕事関係もある。

自分は真面目に更新もしない癖に、
読みに言った時に記事が古いと、
「どうしたの、今日は書かないの」なんてイライラしたりする。
その度に本当に勝手だな~と思うけれど
皆そんなものではないだろうか。

少し前に堀江社長が「日記は毎日書けません」と
書いていた。そうよねぇ。
書く方は大変だけれど、読むほうは読みたい。

最近突然サイトを閉鎖した人が続いて淋しいけれど
続けていくうちに何かが変わってきてしまって
少し休みたくなるのだと思う。

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August 09, 2005

おわび掲載へ

今朝の朝日新聞に「毎日新聞がおわび掲載へ」とある。

例の黙祷の記事についてだ。

『原爆は広島だけのこと。みんなを巻き込むのは良くない』
と制したと報道した事について、

「そのような趣旨の発言をしていないことがわかった」として
発言個所と「原爆は広島だけ」との見出しを削除する「おわび」を
9日朝刊に載せることを明らかにした。

何だか変ね!
言わなかったことを書いてしまう事が
「取材の不備」なの?
言わなかったことを書いてしまったなら、捏造じゃないの。
とにかく、なかった事にしたいというのが
よくわかった。

不愉快な記事には不可解な訂正が付いて来た。

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August 08, 2005

手縫いの服

急に縫い物がしたくて、友人にいただいた身ごろパターンを使って
ノースリーブのワンピースを作ってみた。

オークションで購入した2mしかないストライプを表に使い、
リサイクルに出そうと思っていた
インド綿のチェックのシャツの後身ごろを見返しに使う。

ブルーのストライプの見返しに
くすんだピンク系のマドラスチェックがのぞくという
結構気に入った配色になった。
全体のシルエットもいい感じで、ハンガーに掛けて
うっとり眺めている。

今回、ミシンが手元になかったので、
すべて手縫いで作った。

手縫いもいいのだけれどチョット辛い。

やりかけでも広げて置けるからと、
かなり前に実家にミシンを運んだのだが
私の30年以上も前の頑丈なミシンはとても重くて、
腰を傷めないように気遣いながら車のトランクに入れるのも
大仕事だった。

洋裁を楽しもうと思っても出かけていく事を考えると
面倒くさい・・・ローカ?
ミシンを持ち帰るのも大変。

これも、軽く小さく使いやすくを考えて、
買い替えも視野に入れないと楽しい老後には
ならないような気がしてきた。

電気ケトルから徐々に、生活の変化が
始まってきたのかしら。


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August 07, 2005

黙祷

昨日ニュースを見てとても不愉快に思った事。

第87回全国高校野球選手権大会で、広島代表の高陽東が原爆投下時刻に合わせて他チームの選手に黙とうを提案しようとして止められた問題で、日本高校野球連盟の田名部和裕参事が6日、記者会見した。制止したことを認めたうえで、「『原爆は広島だけのこと。みんなを巻き込むのは良くない』とは言っていない」と述べた。
(毎日新聞)

夜になってこういう記事になっていたが、最初の報道では参加チーム皆で黙祷しようという広島代表の提案に
『原爆は広島だけのこと。みんなを巻き込むのは良くない』
『終戦記念日に黙祷するんだからそれでいい』と制止したという内容だった。

戦争を知らない人間が多くなって、広島、長崎に原爆が投下された事も知らない子供達がいるという。
次の世代に伝える以前にこの感覚はどこからくるものか。
前例に無い事をいやがり、野球だけをやらせればいいというのが日本高校野球連盟の
方針だとしたら、唖然、呆然を通り越して、悲しくなる。

皆で黙祷すれば「今日だったんだ」と思い出す大人もいただろうし、
子供達に説明するいいきっかけになったのだろうに、残念なことだと思う。

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T-FAL ヴィテスエクスプレス 電気ケトル

散々考えた結果、舌をかみそうな名前の
電気ケトルを買った。
T-FALからは色々な種類の電気ケトルが出ているけれど
このタイプが一番綺麗なフォルム。
1Lでもいいなと思ったけれど、1.7Lが安かったのでそれにした。
ほんの少しの差なのにねえ。

家にはやかんがないので、毎朝紅茶用に鍋で
お湯を沸かしていたのだから、グッとお洒落になった。

湯沸しポットは4.5Lという巨大なものを愛用していたが
これも内側の汚れが気になっていたので引退してもらう。
兎に角お茶が好きなので、このポットは内釜を買い換えて
延々使っていたけれど、今回電気ケトルにするので考えてみると、
1日に数回、500ccずつ沸かして事足りるのがわかった。

冬になったら小さな保温ポットを買おうかな?
先日立ち寄ったお茶処で使っていた、
ちょっといいのをもう見つけてしまった。

大げさではないけれど生活が少しずつ
変わっていく時期かもしれない。

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