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April 22, 2005

丹羽文雄さん

丹羽文雄さんが100歳で大往生されたとのニュースを聞いた。
娘さんを亡くしたあとどんな風に生活されていらしたのか。

父の病気と介護の日々を娘さんの本田桂子さんが書いた本に
アルツハイマー病介護初心者だった私は随分力をもらったし
参考にさせていただいた。

父親だけでも大変なのに、気難しい母上も介護されていた。
家族をはじめいろんな人の助けを得ていても、
小説家・丹羽文雄の介護だから、並大抵のものではない。
脳が萎縮し記憶がなくなり、知的機能が衰退し、
人格まで変えてしまう病気にかかった高名な父親をしっかり守っていた。

書斎でもう文章を書けなくなってしまった父親が原稿用紙に
ひたすら丹羽文雄、丹羽文雄と名前を書き連ねる有様は、
ご当人の気持ちとそれを見てしまった娘の気持ちが
どちらも切なくて堪らないものがある。

グループホームをつくりたいという志半ばで自宅の食堂の椅子に座ったまま
亡くなっていたというその時のニュースは、あまりに痛ましくて、
私も先に死ぬだろうなというほどきつい毎日を過ごしていたので
本当に身にしみた。

だから丹羽文雄さんの訃報に接したのに、
本田桂子さんを偲んでしまった。
あの時、突然姿を見せなくなった桂子さんのことを
どんな風に感じていたのかしら。

本田桂子さんのことは2004.08.05に書いてあります。

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Comments

The Stark family continues to be completely seperated, with only the two youngest children together for any long period of time. No work of Epic Fantasy is complete without beloved fire-spitting lizards. You do realize that you will relentlessly be challenged for your ideas.

Posted by: clashofkingshack | June 09, 2015 at 01:50 PM

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Tracked on May 15, 2005 at 03:10 PM

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